算定基礎届のCSV電子申請で「同じ番号だから申請できません」と出たときの直し方
e-Govで算定基礎届をCSVで電子申請すると、「同じ番号だから申請できません」という趣旨のエラーで弾かれることがあります。この記事では、その原因と直し方、あわせてつまずきやすい「CSVの頭のゼロ落ち」について、実際に手続きをおこなった社会保険労務士事務所の記録として解説します。
先に結論:連番エラーの直し方
急いでいる方のために、先に答えを書きます。
連番を変えて出し直すか、日を改めて申請すれば通ります。
重複判定は「提出者の番号 × 連番 × 提出日」の組み合わせで行われており、
同じ日に、同じ連番で申請しないことがルールです。
重複判定は「提出者の番号 × 連番 × 提出日」の組み合わせで行われており、
同じ日に、同じ連番で申請しないことがルールです。
「連番」という言葉が耳慣れず、窓口に聞いても要領を得ないことがありますが、実際に守るべきなのはこの一点だけです。以下で、なぜそうなるのかを順番に説明します。
「連番」とは何か
電子申請では、1件ずつの申請データを区別するために、いくつかの情報を組み合わせて「この申請は他と違う」と判定しています。算定基礎届のCSV申請では、主に次の3つの組み合わせで重複がチェックされます。
- 提出者の番号(社会保険労務士が提出する場合は社労士の番号。事業主が自分で提出する場合は事業所の情報)
- 連番(申請データに付ける通し番号)
- 提出日
この3つの組み合わせがすでに使われていると、システムは「同じものが二重に届いた」と判断して、受付を止めます。これが「同じ番号だから申請できません」の正体です。番号そのものが間違っているわけではなく、同じ組み合わせを繰り返したことが原因です。
直し方の手順
- エラーになった申請データの「連番」を確認します。
- その連番を、まだ使っていない番号に変更します。
- もう一度、データチェックを通してから申請します。
連番を変えたくない事情がある場合は、日を改めて申請しても通ります。提出日が変われば、同じ連番でも組み合わせとしては別物になるためです。
補足:総括表は手入力になることがあります。
CSVに同じ内容が入っていても、e-Govの申請画面で総括表にあたる情報を手で入力する必要がある場面があります。「CSVを出したのに、なぜまた入力するのか」と戸惑いますが、現状の仕様として、画面の案内に沿って入力を進めてください。
あわせて注意:CSVをExcelで開くと頭のゼロが消える
連番エラーと並んで多いのが、番号の先頭のゼロが消えてしまうトラブルです。
ExcelでCSVファイルを開いて保存すると、「0012345」のような番号が「12345」に変換されてしまいます。Excelが数値として自動処理するためで、これに気づかず申請するとエラーの原因になります。
- 電子申請用のCSVは、開かずにそのまま提出するのが安全です。
- どうしても中身を確認したい場合は、Excelではなくメモ帳などのテキストエディタで開いてください。
よくある質問
- Q. 「同じ番号だから申請できません」と出るのはなぜですか?
- A. 提出者の番号・連番・提出日の組み合わせが重複しているためです。同じ日に同じ連番で申請すると弾かれます。
- Q. 連番エラーはどう直せばいいですか?
- A. 連番を変えて出し直すか、日を改めて申請すれば通ります。
- Q. CSVを開いたら番号の頭のゼロが消えました。
- A. ExcelでCSVを保存すると先頭のゼロが消えます。開かずに提出するか、テキストエディタで開いてください。
まとめ
算定基礎届のCSV電子申請でつまずく場所は、実はいつも同じです。一度わかってしまえば、2回目からはずっと速くなります。
- 連番エラーは「同じ日に同じ連番で申請しない」だけで防げる
- エラーが出たら、まず「連番」と「頭のゼロ」を疑う
- CSVはExcelで開かない

